But if you look twice, You can see it’s all lies

漫画やドラマその他の感想など自分考察用メモ。すごいネタバレします。

漫画の感想を書きたい2〜オオカミ少女と黒王子

君に届けを読み直す/読み続けるきっかけとなった漫画の感想を書くよ!「※でももう読んでません」って作品のひとつです。

オオカミ少女と黒王子 コミック 1-11巻セット (マーガレットコミックス)

オオカミ少女と黒王子 コミック 1-11巻セット (マーガレットコミックス)

 

 既刊11巻のオオカミ少女と黒王子!前期にアニメ化されてた作品です。わたしもアニメでこの話を知って、そしたらちょうど1巻が期間限定無料になってたりしたのでアニメを見る前に無料巻だった1巻読んだら恭弥くんにドハマりしてそろえました。アニメも神谷がでるまではかろうじて見てたんだけど断念した・・・。主題歌が好きでした。

前述にある通り、9巻までは熱をもって読んでいたんだけど他の少女漫画読んでたらそんなにささらなくなって10巻〜は適当に別マのネタバレ追ってるくらいです。つまり「ついこの前まで好きだったのになあ」に当てはまる作品。よくレビューにあるのは「王道の少女漫画」で、それが賛否わかれる第一の原因だと思うのですが私がいいやってなった理由は「王道すぎる」ことよりも、ブレかなあと。確かに超王道で意地悪ドSな学校の王子様的ヒーローと普通の女の子のラブコメなんだけど、エリカが恭弥のこと好きになっていく様とかその逆もしかり、結構わかりやすかったので好きでした。あとエリカがオオカミ少女*1であることが最初はとても重要だったから、ヒーローだけでなくヒロインもキャラがたってて結構楽しかったです。まあこの2人わりとすぐくっついたのでたぶんそこがゴールではないことはわかる(もしかしたら途中で方向転換したのかもしれない)し、それは全然構わないんだけどだからって恭弥はなんなんだ?って思うことも増えたし、何より脇が全然映えない。さんちゃんと健はいいとしても神谷は「・・・・?」って感じだしギャル2人は今やただのモブ化しているし。特に神谷がちょっかいだしてくるターンほどうざい話はなかったなあと思います。たとえばくっつく前とかは、エリカが恭弥の本性知ったけど好きになって、でも全然振り向いてくれなくて健に相談してがんばったりするところとか面白かったし、日下部くんとかが出てくることでようやく恭弥が自覚するとか脇キャラにもすごく良さがあったんだけど、いまや日下部くんの気持ちの変わる早さもそうだしなにより神谷が!まあ脇だけではなく恭弥がドSとか黒王子じゃなくてただのわがままにしか見えなくなってきてちょっとエリカが可哀想にもなるし、なんかエリカ全然オオカミ少女じゃないし........。初体験の温泉旅行のくだりとかギャグかよってくらい恭弥のよさないし、最近でてきた当て馬も恭弥をよりわがままに見せる為に登場したんですか?って感じだった。

もしかしたら自分がただ年を取ってこういうヒーローを好きになる労力を失ったのかもしれないけど、でも魅力がなくなったなあと普通に思います。キャラに魅力を見いだせなくなったら作品の雰囲気に移れたりするけどそういうこともないし、最近は八田先生の絵自体だめなんじゃないかと思うようになってきました。絵がだめでも話面白かったら買えるんだけどこれはそういうことはなくなったので、たぶんもうお金を落とすことはないかなあという自分的自分考察。でも、別マの看板作品なのでただの私の趣味の問題なのかもしれません。

 

第二回、おわり。

追記。思い出したけど恭弥の家族問題のあたりは純粋によかったです。つまり6巻。

オオカミ少女と黒王子 6 (マーガレットコミックス)

オオカミ少女と黒王子 6 (マーガレットコミックス)

 

 

*1:自分の保身のために平気で話盛る、ていうか嘘つく